2月のみかづき。

【協力隊活動】”困っている人”を助けたい?1番困っているのは私だった。

サバイディー(こんにちは)!ラオスに来てから1年が経ちます。今は少し落ち着いたのですが、先週までめちゃくちゃ凹んでいました・・・。

そして今さらながら、気付いてしまったのです。もしかして「私が1番困ってる?」と・・・。長いですが、もしお時間あれば、お付き合いください〜。

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生徒さんが来ない!

6月から授業がはじまって約1か月。今の1番の悩みは、「生徒さんが来ない」!

基本的にのんびりしているラオスでですが、「カーウィアック」という言葉をよく聞きます。意味は、「忙しい」

「子供を学校に迎えにいくから行けない」

「アーチャン、今日はミーティングがあるから行けない」

「妹が事故にあったから病院にいきます」

「雨が強いから、バイク運転出来なくて行けない」

「部署対抗フットボールマッチがあるから行けない」

「他県に1週間ワークショップに行ってくるよ」

「今週はトレーニングがあるから、1週間ベトナムに行きます」

「8月にパフォーマンスがあるから、練習が忙しい(俳優さん)」

「省のフットボール代表選手に選ばれたから、3週間強化合宿にいってくる」

「お母さんがいるブリュッセルに1ヶ月行ってきます」

 

これ全部本当にいわれたことです・・・。まだまだあります。皆色々ありすぎでしょ!


前回は午前中と午後に2クラス授業を持っていたのですが、要望を聞いて、今回は午後と夕方にクラスを持つことにしました。公務員の生徒たちは、午後のクラスなら途中で仕事を抜けて、夕方は仕事のあとにクラスに参加しています。

前回は選択肢がなくて諦めていたのかもしれませんが、今回は「夕方じゃないと行けない!」「子供がいるから昼間じゃ行けない」などと折角レベル分けしたのに、生徒がクラスとクラスの間で移動していたり、それで辞めてしまう人や、あとから追加参加する人たちがいたりと、中々生徒が固定しませんでした。

そして7月にやっと固定したと思ったら、今度が皆「忙しい」とのことで授業にいまいち来ない。人によるのですが、(毎日来ている人もいる)週4日のクラスなのに2日に1度くらいの出席率。

欠席時は連絡をするというルールがあるので、電話やメッセージが来て、冒頭に上げた理由などを聞くのです。

前回はここまで休む人いなかったのになぁ。時期的なものなのか、私の教え方が悪いのか。人によるのか。

先々週の水曜日はあまりにも休みの連絡が多く、「もう知らん!」とクラスをボイコットしてしまいました。そして事務所で泣く。

 

 プライオリティが低いっ!

「英語を教えています」というと、ラオスの人はびっくりする位「勉強したい!」「教えて!」というんです。その気持ちは多分本当だとおもうんです。(コースがはじまって2ヶ月目で、未だに「勉強できる?」と問い合わせが入ります。)

・・・でも、いまいち続かない。

「なんでだろう?」と考えると、英語の授業に対する「プライオリティ(優先順位)が低い」からなのかなぁと。

 

家族>>>>仕事>>>>>フットボール>>>>>英語    orz

 

でもきっとお金を払って、プライベートの語学学校に行ってたら、また違うと思うんですよね。私が今やっているのは、労働組合という公的な組織での英語コースで、生徒さんはかなり格安の授業料(もしくは仕事先が払う)で、午後のクラスでは仕事の時間を休んで来ているんです。

生徒にとってはきっと「都合のいい」「便利な」コースなんですよね。お金はそんなに払わなくてもいいし、仕事との兼ね合いで行ったり行かなくても、誰にも文句は言われない。

 

誰も困っていない!困っているのは、私。

「どうしたらいいのかな」と悩んで色々な人にこのことを話しても、「そんなに悩まなくていいんじゃないの?」という答えがほとんど。

ラオスじゃそれが当たり前だから仕方ないよ。気にしない気にしない」

「授業はたのしいし、こうやって勉強できてもう充分助かってるんだけどなぁ」

最初は、この悩みというか”困りごと”は自分の外側、つまり生徒や同僚のラオス人の方にあると思っていたんです。

でも周りの人に話をしている途中で、「あ、誰も別に困ってないのか!」というか、「私が自身がただ困ってるんじゃん!」と気付いたのです。

 

自分の中に「なんでこれだけやったのに返ってこないんだ」「同じ位一生懸命にやってくれないのか」っていう不満や空振り感。

「JICAボランティアとして、ただ英語を教えてるだけでいいのかな」「私がここでやっていることって役に立っているのかな」っていう焦り。

私の教え方が悪いのかな」っていう自信のゆらぎ。

「ああ、また人が減ってしまったなぁ」「あの人いなくなっちゃったなぁ」というさみしさ。

「今、困っているのは他の誰でもない私」だと自覚したら、ああ、こういう気持ちが渦巻いていて、もやもやしていたんだと、やっと少しすっきりした。

 

悩んでるときは、まず「自分がどうしたいのか」を知る。

「自分が困っている」ことに気付くまでは、「生徒が悪い」「変えなきゃ」と思っていて、予定している職場のミーティングで、1度授業のあり方を見直したり、来ない生徒に注意の電話をする、とかを考えてた。

でもまず今自分が「こう感じてる」「こう困ってる」「こうしたい」っていうのを、あまり伝えていなかったなぁと。生徒に対しても、職場の人たちに対しても。

協力隊というと、「困っている途上国の人たちを助ける」というイメージを持つ人が多いと思います。私も割とそう思ってた。

でも実際って、他の人の活動などを聞いていても、今すぐどうしかしなきゃいけない程、めちゃくちゃ困っている人のところに入るケースってそんなにないと思うのです。

「なくても困らないけれど、出来ればもっとよくなる」っていうことに取り組んだり、

「これから」につながる芽をまいていく。

そのために「こうしたい」という気持ちを抱いて、それが上手くいかないと困るのは割と自分だけだったりする。

自分自身が困っているのに、勘違いして相手を「困っている人」にしてしまうと、自分が何に悩んでるのか、わからなくなってしまうなぁと、今回思いました。

 悩んだときは、相手じゃなくて「自分が困ってる」って自覚した上で、「どうしたいのか」「どうなってないから困ってるのか」をもう1度見てみる。それを周りの人にもう1度伝えてみる。

私の「こうしたい=こうなってほしい」は、やっぱり先生としては、生徒の成果・変化がみたい。せっかく一緒に勉強する機会を持ったんだから、コースを受ける前よりも、英語に対して自信がもてるようになってほしい。そのためにも出来る限り、コースに来てほしい。

コースに来れていない人の「英語を勉強したい」という声に応えられるような環境をつくったり、私が帰ったあとも英語のコースが継続できるようにすること。出来ることをやりきって、「来てよかったー」と帰国するときに思いたい。

こういう気持ち、意外と今まで伝えてなかったかも。伝えて変わるのかどうかは分からないけど、もう1度伝えてみようと思った。

 ふー、ぐだぐだと書いてきましたが、以上!

 

追記

この記事にあるようなモヤモヤをもとに、先輩隊員と”雑談”させてもらいました^^
こちらももしよかったら! 


 

 

ブログを書くことを後押ししてくれる4つの言葉たち。

バイディー(こんにちは)!

前回は、「ブログ100記事達成!」という記事を書きました。

この記事を書くまえに「他の人は100記事書いたとき、どんな風に思っていたんだろう」と思い、いろいろな人のブログを読ませてもらいました。

みんなそれぞれ悩んだり考えたりしながら、書いているんですね。ブログを通して、人が個人として考えていることに出会えるのはやっぱり面白い。

そんな中で出会った「これはいいなぁ」と思った、ブログを書くことを後押ししてくれる4つの言葉を紹介させてもらいます。

 

「呼吸するようにブログを書く」

www.ttcbn.net

とても有名なブロガーの立花さん。「習慣」についての記事をよく読ませてもらっています。

自身のモットーとして「呼吸するようにブログを書く」をあげています。

これがすごくいいなぁと思って。

この言葉を読んで「よいしょっ」と自分を持ち上げて書くのではなく、呼吸するように、もっと自然に書くということが、生活の一部のようになるのが私の理想になりました。

 

「今日は2度とこないから書く!」

ko-hey3809.com

お次は、高知県にお住まいのコーヘイさんのブログから。

さいきんブログを知ったのですが、読みやすい&わかりやすくて、思わずたくさんの記事を読んでしまいました。そのクオリティで毎日ブログを更新!すごい!

「今日書いたもしくは書こうとした記事は、今日しか書けない」

これ、本当にそうだと思います。「こんなこと書いたら面白いかな」なんて思っていてもその日に書けないと、あっという間に置いてきぼりになってしまいます。

100%じゃなくてもいいから、その日に「書きたい」と思ったことを大事にして、書いていきたい。

 

 

「これからも僕は、“個人的”でありたい。」

yamayoshi.hatenablog.com

「ブログの書き方」などの記事を読んでいると、わかりやすい・役に立つブログ=いいブログのように言われていることが多いです。

私は、まとめ記事のようなもの(英語の勉強法など)もいくつか書きましたが、主に自分が経験したこと、思ったことを書いています。

「それってブログとしてどーなんだ?」と思っていたところ、読ませてもらったこの記事。

この記事の、”「個人的な話」にもニッチながら需要があり、全くの無価値だとは思わない。” どっちつかずの脳内ダダ漏れ文章だって、必ずしも意味がないとは言い切れない。だから、好き勝手に書いてもいいと思うんだ” という言葉にすっごく励まされました。

プロフィールを見ると、作者のけいろーさんはほぼ同世代!すごい筆力!”個人的”でありながら、こんな風に自分の気持ちを誠実に言葉に出来るようになりたい。

こちらの記事にも励まされました。

ブログの使い方って?「未完成」の自分を客観視する自分メディア - ぐるりみち。

 

「ことばはいちばん仲のよいともだち」

最後は、ひびのけいこさん。丁寧で、凛とした文章がすきです。

ひびのさんが「自分のことばを紡ぎたい」という相談を受けておもったこと、詩人の友人との話を通して、言葉(詩)を紡ぐことは、自分との出会い直しであり、世界との通路をつくる行為”と 書かれています。

”自分と世界、自分の内側と外側、想いと現実。あいだにあるのが「ことば」”。とも。

そう、自分自身と、外側にいる人や世界とつながるためにも、自分の言葉を紡いでいくこと。ブログを書くことは、その1つのトレーニングにきっとなる。

 

まとめ

この4人のブロガーさんから学んだのは、

「呼吸するように自然に書く」

「今日という日を大事にして書く」

「”個人的”でもいいから、自分が書きたいことを書く」

「自分の言葉を大事にして紡いでいく」

という4つのこと。

 

よし、書くぞー!

【ブログ100記事達成】1年半のかたつむりペースでも、やめないで書き続けること。

バイディー!(こんにちは)

実は実は実は

昨日の記事が、このはてなブログで書きはじめて、100記事目にあたる記事でしたー!やったーーーー!!

タイ・チェンマイに旅行した時の一枚。パオーーー!ゾウってめっちゃ可愛い。。

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狙ったわけじゃないのですが、奇しくも昨日の記事で、ちょうど最初の記事をあげてから1年半目だったのです。ミラクルっ。

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ちなみに最初の記事 on 2017年1月17日。全く人に読まれることを意識していない、完全なるひとりごとでした(笑)

 

もっと伝わるように書きたい!

このブログは、伝えることを意識して書いている初めてのブログです。

学生のころから、途切れながらも mixiアメブロでブログをずっと書いてきましたが、(内容は完全な日記でした ^^;)社会人になって仕事の関係上、 facebook や ブログを書くことを控えていました。

その後、日本福祉大学スウェーデン研修と、青年海外協力隊への参加を機にまた書きはじめて。

ただ自分の思ったことをつらつらと書くだけではなく(それも好き!)、「人に伝えたい」「伝わるような文章を書きたい」と思うようになりました。

ラオスに来てから、オンラインのブログサロンに加入してみたり、ライター講座を受けたりもしました。

どちらも短期間ではありましたが、たくさんのことを学び、すこーしずつ、意識しながら書くようになってきました。

 

やめないで、書き続けること。

最初の1ヶ月〜3ヶ月くらいで、100記事達成しているブログも多い中、1年半でやっと100記事というのは、かなりのスローペースです。

そして1つ記事書くのも、とっても長くてスロー。書き始めるまでも、スロー。スローライター。

それでもやめちゃわないのは、やっぱり書くことが好き、だから。

書くことで自分の考えていることに出会えたり、ほんの少しだけれども、私が書いたことが誰かの訳にたったり、「読んでこう思ったよ」などと反応をもらえるということが嬉しくて。

のろのろの かたつむりペースでも、やめないで書いてくることが出来ました。

そりゃ、もっともっと書いて伝えるのが上手くなりたい。早く書けるようになりたい。でも「やめないで書き続ける」のがまず一番大事だなぁと思います。

ある一定の期間、更新が止まってしまっても、もう1度はじめてみる。かなり、遅い更新頻度でも「だめじゃん。」と思わず、書き続けてみる。

うまく言えないのですが、「ブログってなんだか凄いぞ」「書き続けたらなにかが変わるぞ」という確信した気持ちがあります。あと1年、ラオスに今いるからこそ見えたものを、残していきたい。

まだまだ書いてて気恥ずかしかったり、自信のなさ炸裂な記事ばっかりですが、やめないでブログを書いていってみようと思います。

 

 

途上国メディア ganas に寄稿させてもらいました!

ganasという途上国・国際協力に特化したメディアに、ラオスで行われた熊本地震チャリティイベントについて書かせてもらいました!

かなり遅くなってしまいましたが、やっと投稿することが出来ました。わーーい!
「ちゃんと伝わる」文章を書くのは本当に難しい。今回もたくさん添削してもらいました。ありがたや。

これから月に2本くらい、 ganasでラオスについて書かせてもらおうと思っています。もし良かったら、読んでみてくださいー!

 

関連記事

mikachanko.hatenablog.com

 

「第三の居場所」となるシェアハウス「ハイパーリバ邸」を応援したい!

バイディー!(こんにちは)

前回はブロガーの宮森はやとさんと話して思った「好き」について書きましたが、その他にも色々とお話させてもらいました。楽しかったー!

そんな宮森さんが今挑戦しているのは、クラウドファンディング。ネット上で出来る募金活動のようなものです。

 

”「第三の居場所」となるシェアハウス”を応援したい!

このクラウドファンディングで集まった資金を使ってシェアハウス「ハイパーリバ邸」を作ろうとしています。

リバ邸は、

・「世の中の枠組みや空気に苦しくなった人たちが集まる居場所であり、そこで各自が何かしら独自のアウトプットを追求する場所」。
・アウトプットの内容は自由で、ジャンルも規模も収益の有無も問いません。本当に自分のやりたいことを見つけ、それを形にしていく場所。
・各地のリバ邸は「現代の駆け込み寺」というコンセプトは共通していますが、地域や住民の特色に沿って、リバ邸ごとに多様な雰囲気・環境・ルールを持っています。 

要するに「自分が実現したいことを自由にアウトプットする場所」がリバ邸です。 

「シェアハウス」という形式ですが、住人だけでなく、「人生息苦しい」と感じる人たちが気軽に集まってそれぞれが好きなことをできる「第三の居場所」

私は高校時代けっこうしんどくて、行き場がなく図書館によくさぼりにいっていました。こんな場所が近くにあったら、面白かっただろうなぁ。

そんな想いもあり、私もはじめてクラウドファンディングで支援してみました。(4000円)このプロジェクトがどんな風に動いていくのが、純粋に気になるから。「支援した」と思うと、”自分事”になりますね。帰国したら、遊びに行きたい!

このリバ邸のような「第三の居場所」がどんどん当たり前にたくさん生まれていったらいいなぁ。

支援の期限はあと2日!(7月19日まで)まだまだ行けますね!

ぜひぜひ見てみてください!

 

【1日50円ブロガーの宮森さんとお話】「人を好きになる」ってこんなに簡単だった。

バイディー!(こんにちは)

突然ですが、今好きな人はいますか?

”ラブ”な好きじゃなくてもいいんです。家族でも友達でも、近所のおじちゃんでも。

今から10秒、自分の好きな人の顔を思い浮かべてみてください。

 

・・・・思い浮かびましたか?

 

1日を50円で売る、プロブロガー宮森はやとさんとお話!

なんで急にこんな話をしたかというと、ブロガーの宮森はやとさんとお話をして、思ったことがありまして。

以前からブログを読ませてもらっていたのですが、今回「1か月限定で1日50円で自分を売ります!」ということをやっていたので、思い切って買わせてもらい、skypeを通して1時間半程お話をしました。

ブログの話に始まり、最後にたどり着いた「好き」の話が1番印象に残りました。

なんでそんな話になったのかというと、以前宮森さんが「彼女じゃないけど、好きで好きで仕方ない女性がいて、その人に何年も贈り物をし続けている」という記事を書いていて。

「なんでそんなに人を好きになれるんですか?」と聞いたのがきっかけでした。

 

100%じゃなくったって、「好き」でいいんだ!

私は人のことを、好きになるのが苦手です。いや、好きになったあと、好きで居続けるのが難しいのです。

「いいなぁ」「好きだなぁ」と思っていたはずなのに、私が求めている事に合わない部分や、嫌な部分が見えてしまうと、少しずつ「好き」が薄まっていく。

そんな感じで、好きの気持ちがが70%くらいになっていくと、「これはもう好きじゃないなぁ」と思って、「好き」と言い切れなくなってしまう。

そんな中で宮森さんが「一度好きになった人のことは一生好き」と言い切ったのを聞いて、「え!?なんで?!」となりました。

宮森さんは、友人でも彼女でも家族でも、「その人のどこか1部分を好きになったら、もうその他の部分は気にしない。」「もうその1部分だけで、好きなんだ」と。

例えば友達だったら、「あいつのしたたかな部分が好き」「いつも変な話をまじめに出来るところが好き」とか。家族だったら、「お母さんのマメなところが好き」でもいいし。嫌いな部分があってもそこはそこ。どーでもいい。

これを聞いて私は、「あ、全部を好きじゃなくても好きでいいのか」と拍子抜けするくらい簡単なことかもしれないけれど、私にとっては目から鱗でした。

それだけで好きっていってOKなのか!

 

なーんだ、「人を好きになる」ってこんなに簡単だったのか。

この話をしたあと、「なんだ。それでいいのかー」と不思議な気持ちで、何度も思い出していました。

1回好きになったら、それを信じてあげればいいんだ。減らしたり、比べたりする必要なんてないし、全部を好きである必要はないんだ。

・・・好きであるっていうことは思っていたよりも自由なものなんだなぁ。

自分が嫌だと思うものを無理に好きになる必要はない。でも、好きな人が増えたら、毎日はきっとずっと楽しくなる。

 もっと自分の好きに「OK」って言ってあげたい。好きのハードルがぐっと下がったらいい。

そんな風に思いました。

 


 

【青年海外協力隊】ラオスのトンシン首相への表敬訪問の話。

バイディー!(こんにちは)

こちらラオスでは去年よりも早く雨期に入り、雨模様の日々が続いています。

今日は6月22日にあった、青年海外協力隊としてのラオス首相表敬のお話を。トンシン首相、めちゃくちゃいい人でした。

記念写真。生徒さんが、首相の facebookページで見つけて送ってくれました。

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https://www.facebook.com/ThonglounSISOULITH/

ラオス人の心の糧?カラバオライブ in ビエンチャンをレポートしてみる。

バイディー!(こんにちは)

前回の記事では、タイの国民的バンド・カラバオについて書きました。

(→ラオスでも大人気!タイの国民的バンド「カラバオ」を知ってるかい?(予習編)

そんなカラバオが、6月27日にヴィエンチャンにやってきました!(わーい)生カラバオは渋くかっこよかった。その時のライブの様子について、今日は書いていきます。

チケットは1枚、5万キープ(約600円)安い。 

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会場は、リニューアルしたショッピングモールの中!

今回のライブの会場は、ITECC(アイ・テック)というビエンチャン市内のショッピングモールの7階のコンサート会場でした。

で、でかい・・・まだテナントは全部入っていなくてスカスカ。

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ビエンチャンは首都なのですが、2つしかショッピングセンターがありません

昨年できた中国資本の”ビエンチャンモール”と、この"ITECC"の2つ。ITECCは、フランスに移住したフランス人の資本で建てられたもので、ビエンチャンモールが出来るまでは、市内唯一のショッピングセンターでした。

このITECCも、元あった建物の横に新しい建物が作られ、そちらに去年から少しずつ移転しています。

ボーリング場や映画館、小売り店がたくさん入っていたり、展示会が行われていたりといつも賑わっているITECC。旧ITECCは、サイズは大きいけれど、なんとなく地方の寂れたショッピングモールみたいで、好きでした。

久しぶりにいった新ITECCは随分と変わっていてびっくり。映画館も新しくなってるし、ビヤードパパが入っていたり(!)お店も一気に近代化!

建物の横には、大きいプール施設やHard Rock Cafeも出来ていて、たまげました。ラオスHard Rock Cafe が出来るなんて!

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Hard Rock Cafe Vientiane - Live Music and Dining in Vientiane

行ってから知ったのですが、今回のカラバオライブは、Hard Rock Cafeのオープニングイベントだったのです。

 

さぁ、ライブへ!

当日は夜8時からだったのですが、「だいたい9時過ぎにならないと始まらないよ」と言われ、近くのレストランで時間をつぶしてから出動。

レストランには同じように考えたカラバオファンらしき人たちも(迷彩の服、革ジャン、バンダナ etc)の姿もちらほらと。

万を期して、いざ会場へ。本当にちゃんと会場があるのかな・・・とちょっと不安になりながら、久しぶりのエレベーターに乗って、ITECCの七階へ。

 

入り口には、警察がたくさん出動!ラオスに来てから一番厳しい荷物検査とボディチェックを受けた気がする。女性客のためか、女性警察が多い。しかもべっぴんさん揃い。

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外では、ビールが大量に売られていて、持ち込みもOK。始まる前から皆酔っぱらい。

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そして肝心の会場は、・・・・・・おおおー!!!

予想以上のクオリティにびっくり!ひろーい。きれーい!そして人も結構入ってる。あまりラオスで人が一同に集まる機会に出くわさないので、久しぶりにこんなにまとまって多くの人を見た気がします(笑)

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始まるまでは、前座のバンドやDJや、あいさつやスポンサーの挨拶など結構ぐだぐだと長い・・・

 待ちきれずにビールの缶を次々に開ける人たち・・・9時半頃になって、ついにカラバオ登場!

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8人の大所帯バンドです。まずはMCもなく淡々と畳み掛けるように演奏していって、少しずつ盛り上がっていく会場。

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途中1度、停電になると何故か拍手が起りました(笑)

観客のほうも、最初は割とゆるーく、席移動したり、話してたり。座って静かに見ている人もいれば、ノリノリな人も。途中から立ち上がって、はじめましての人とも乾杯!

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いえーい!親指と小指を立てた拳が、”カラバオポーズ”

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後ろに座っていた美女ーず。

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ここで少しばかり動画を。2つとも短いものですが、雰囲気が伝わると、うれしいです。


Carabao concert in Vientiane (06272016) 1


Carabao Concert in Vientiane (06272016) 2

 大合唱の図。

www.youtube.com

しかし後半に向かうに連れて、どんどん会場は盛り上がっていき、皆で大合唱。おおぅ、ラオス人がこんなに1つになっているのを初めて見た気がする・・・。

ラオスでは、タイの音楽が入ってきていて皆パーティーで流れていたりして人気ですが、カラバオは違うんだ!特別なんだ!」と一緒にいった人は酔っぱらって熱弁。

前の記事にも書いたのですが、カラバオの歌は「人生の歌」と言われています。100を超える曲たちの歌詞は、政治的なものから農民の苦労など多岐に渡っていて。歌詞を聞くと、大変だった時のことや故郷のことを思い出すんだよなぁとも話していました。

だからかカラバオのコンサートがあると(特にタイの田舎)、センチメンタルになったり、感情が高まって、しかも酒が入るもんだから、喧嘩がよく起こるとも聞きました。

今回のライブでは、そんなことはありませんでしたが^^; 思い思いに、熱唱したりおどる姿を見て、改めてカラバオ人気 in ラオスを感じました。

ライブは、定番であるらしい ”ブアローイ” という曲でテンションが最高潮に上がった所で終了!にくいっ!

終了してやりきった男性陣。この男の子が最初はおとなしかったのに、最後の方はリズムに乗って踊っていてめっちゃ可愛かったー!

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11時過ぎまでライブは続き、全部で20曲位演奏されました。

カラバオ初心者の私でも知っているような定番曲もたくさん演奏されて、とても楽しめました。個人的には、1番のお気に入りの曲・タレーチャイ(海の心)を生で、しかもラオスでの大事な友達と一緒に聴けて感激ものでした。

 

音楽からその国を知る。

今までタイ・ラオスの曲ってほとんど聞いたことがなかったのですが、こちらに来てから色んな曲を聞くようになっています。レストランやパーティーでずっーーーーーーと流れているので(家にいても聞こえてくる。笑)自然とメロディーを覚えてしまう。そして結構癖になるんです。

その国の音楽を知ることって、その国を知るいいきっかけになりますよね。(カラバオはタイですが・・・)特にラオスの人たちは音楽がとても好きなので尚のこと。

しっかし、カラバオかっこいいなーーーーーーーーーー。またラオスに来ないかなーーーと帰ってきてからも余韻にひたっています。

そして歌詞がもっと分かるようになったらラオスの人たちと気持ちをもっと分かち合えるのかなぁとも思ってみたり。

ビエンチャンでは、中々ライブに行く機会がなかったけど、これからこの新 ITECCの会場でちょこちょこタイ・ラオス歌手のライブがあるみたいなので、また参戦したいです。

カラバオは、タイフェスティバルや東南アジアフェスティバル等で、結構日本にも来ているみたいなので、機会があれば是非!参戦してみてください。

 

関連記事

 

【青年海外協力隊】第3号報告書、でございます。

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報告書要約

活動の半分の1年が過ぎ、振り返ってみると日々の授業で一杯一杯になっていた前半であった。予定では後任が来ないことや、今のコースの状況などを鑑みて、授業だけではなく、他に出来ることを探しつつ、この先につながることを意識した後半にしていきたいと考える。 

第3号報告書では、

  1. 活動の進歩状況
  2. 着任後1年時点の活動結果と課題及び課題に対する解決策
  3. 現地支援制度活用計画
  4. 社会的格差に関する所見
  5. その他

について述べている。

 

1. 活動の進歩状況

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 活動開始から約1年が経つ。活動のメインでもある英語のコースは、第2回目が6月に始まり中盤にさしかかっている。今回は、中級コースを午後(14:00-16:00)、初級コースを夕方(16:30-18:30)の2クラスを担当している。クラスは毎週月曜日から木曜日までの週4日。
8月後半には、中間テストとしてスピーキング、ライティング、プレゼンテーションの3つのテストを行う予定。

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最初の応募人数は前回同様多かったが、レベル分けテスト後「午後は仕事でいけない」「夕方は子どもの迎えがあるからムリ」などの声があり、現在登録は中級クラスが18名、初級クラスが20名となっているが、平均出席人数は約10名から15名と前回に比べてかなり低くなっている。

今回は、教科書を2種類を使用。1つは前回と同様の「English for Lao GovernmentOfficial」と新しく「Insideout」の2冊。
それに加えてカウンターパートに協力してもらい作成した、"BasicGrammar"という音読教材を利用。また生徒に自主的に単語を調べてきてもらい授業内で発表し、それを単語帳としてまとめることを進めている。

 

 

2. 着任後1年時点の活動結果と課題及び課題に対する解決策

 英語コースに関しては、仕事の関係や家の仕事で忙しいなどの理由で欠席をする生徒も多く、中々教書が進まない状況にある。

めっちゃ出席人数が少なかったとき。教室の半分も使ってない(泣笑)

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1度活動先である本部が生徒を集め話し合いをしたことで、欠席の連絡をしっかりととること、クラス内で助けあうことなどが話し合われた。現在どのように変化するか様子を見ながら、労働組合における英語コースがどのように行われるのがよいのか、模索している。またボランティアが帰国後に、コースを継続していくのかどうするのかも話し合いを進めていく。

ほんわかアットホームな夕方クラス。

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組合内に英語を教えられるポテンシャルのある人が5名いる(同じ職場ではなく、本部・郊外の学校にて勤務。)
現在彼らとコンタクトをとりながら、すこしずつクラスに入ってもらっている。コースを教えることに関する考えを聞きながら、教えるアイディアを共有する機会をコース間に設けたいと考えている。

 

また「コースに参加出来ないが英語を勉強したい」という声が多く聞こえる中、English Lunchなどのコース外でのイベントを開催した。お金をかけずに、英語を継続して勉強できる場所を作っていきたい。そのためにどのような形でやるのが一番よいのか。8月から9月にかけて1度労働組合職員、官公庁職員を主に対象としたアンケートを実施する準備をしている。

第1回 English Lunchの様子。 

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3. 現地支援制度活用計画

 特に現在利用の予定はない。ただ現在重要単語集とアクティビティのアイディア集を作っているので、それを使う段階でもしかしたら申請するかもしれない。また活動先には教材がないため、今後のコースのありかた次第では、支援制度を利用する可能性はある。

 

4. 社会的格差に関する所見

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 子育てをしながらも公務員として働き、また時間を縫って学びにくる女性生徒たちを見ていると本当にすごいと思う。労働組合連盟の新しいトップも女性になり、官公庁での高い地位に女性がつくことも珍しくないと聞く。ただよく聞くと、全体の割合を見ると高い地位を占める割合は男性の方が高く、会議の準備や飲み会の片付けなどの細々とした仕事はやはり男性よりも女性が担うことが多いのだとも聞いた。

 またビエンチャン市内で、教育格差がこれからどんどん広がっていくのではと考える。幼稚園からカレッジまでたくさんの私立の学校がある。活動先や生徒の話を聞くに、「公立の先生はよい教育をうけていない」「公立の先生は給料分しか働かず、生徒の達成度には興味がない」など公立の学校への信頼度が低い。「英語に重点を置いているカリキュラムだから」「経験のある先生が教えているから」等の理由で、お金さえあれば子供は私立の学校へ行かせたいという人が大半を占め、会社や官公庁も私立の学校を卒業した人の方を好むと聞いた。学費は私立の方が何倍もするので、家庭の状況によって受ける教育が変わってきてしまうのではないかと思う。


5. その他特記事項

ラオス正月(ピーマイラオ)

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 4月中旬には、ラオスで1番のお祭りであるラオス正月が行われた。職場での大掛かりなパーティーや、生徒たちとのパーティー。そして、同期間のサイニャブリー・ルアンパバーンへの旅行と、色々な場所でラオス正月を楽しませてもらった。

旧都であるルアンパバーンでは、昔から続く様々な行事を織り交ぜながら、1週間かけてじっくりと、祝われていて感銘をうけた。小さい街の中に、古く伝わる大切なものが、たくさん詰まっている。それを1年に1度皆で確かめあうような1週間だった。

 

熊本チャリティーウォーキング

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6月18日に開催された熊本震災チャリティーウォーキングについて、主催者にインタビューを行い、開発メディア ganasにて記事を書かせていただいた。


COPEセンター

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コースの一環として、生徒と市内にある COPEビジターセンターを訪れるようにしている。ラオス国内における不発弾の状況を展示しているこのセンターは、観光客にはよく知られているが、ラオス人で行ったことのある人は少ない。訪れた際には、スタッフに英語での案内をお願いし、準備したワークシートを用いたアクティビティを行っている。同時に、ラオスにおける不発弾の状況を改めて知るきっかけとなればと思っている。今後も継続していきたい。

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過去の報告書