2月のみかづき。

2月のみかづき。

"Light the Life"  青年海外協力隊として、ラオスで英語の先生になる!編

【日福課題】スウェーデン研修によって学んだこと

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(スルッセン駅近くでの朝焼け) 

「Why is it so hard to put my thought into words? 
書かなきゃいけないのに、書きたいのに、書けない。ぬわー。伝わるようにちゃんと言葉にするって、なんでこんなに大変なんだ?」

facebookにも思わず書き込んだのですが、スウェーデン研修後のレポート、今回本当に書けなかった。。たくさん感じて学んだはずなのに、どう表していいのか分からず苦しい。タイムアップ&ギブアップ。今出来る所で、書きました。うわーこれはレポートなのだろうか。言いたいこと、ちゃんと出てない。なんだろう。悔しい。。。

 

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 スウェーデン研修に対して、自分の中に大きく分けて2つの課題があった。1つ目は、訓覇先生の講義を通して考える力をつけること、2.つ目はスウェーデンとその福祉に対する考えや制度について知り、日本の福祉を考えるための比較材料とすること、である。今回の研修で、講義を通して考えることについて学んだこと、スウェーデンが掲げる福祉に対する考えとそれをどのように実現しようとしているかを実際に見て学んだことを以下に述べる。

 1つ目の課題に関しては、「考えるとはなんだろう」「考える過程とはどんなものか」という疑問を持ち、スウェーデン研修に臨んだ。研修を通して、考えるには、物事を理解し、自分がそれに対してどう思っているのか自覚し、それを表現して伝えることが必要なのではないかと思うようなった。

 今回の研修では、事前に視察先についてはどんな場所なのか知らされずにそれぞれの視察先で見学し説明を聞いた後、研修所に戻り「どこへ行って何を見てきたか」「理解すべき大事なことは何か」とグループごとに話し合い、話し合った内容を発表するという流れを繰り返した。

 まず「どこへ行って何を見てきたか」とグループの中で話し合う時に、同じことを見て聞いてきたはずなのに、それぞれ覚えていることや理解の内容に違いがかなり多くあった。また自分でもその場では真剣に見学をしてきたと思っていても、ただ言葉を拾っていたり、断片的に切り取っているだけで、全体的な枠組みや大事な点を理解出来ていないこと、自分の興味・関心を軸に話を聞いていること、そもそも何が大事なのかが分かっていない事に気付かされた。物事の本質を見るとはどういうことなのか、どうしたら見えるのか、何を理解するのが大切なのかと、4日間の講義を通して先生がずっと私たち学生に問い続けていた。

「点で聞かずに、聞いた事をつなげていく」「話している人の理論は何なのか考えながら聞く」と先生からあったように、何かを理解する時の話の聞き方を意識して聞かないと、理解しているつもりで終わってしまう。いかに今まで他施設などを見学しただけで理解したつもりになって終わっていたかがよく分かった。今回であれば、まずその施設がどのように成り立っているのか、基本的な知識を体系的に知り、その後何故その形をとるのかなどを知る必要があったのだと思う。質問の仕方は4日間悩み続けたが、未だに答えが出ていない。

 自分でしっかりと聞いてつなげるという事をやっていかなければいけないが、1人で全部を理解することは難しい。今回のようにグループの他のメンバーがいる時は、協力して事実の確認、理解や疑問の共有をすることがある程度まで可能であり、自分たちの思ったことや感じたことを話し合う前の土壌を作るためにもこれらを行わなければならないことを学んだ。

 また自分の意見を持つということは、自分が物事に対してどう思っているのかに気付くことから始まるのではないかと思う。「なぜそう思うのか」「なぜそうするのか/そうしないのか」「なぜその言葉を使うのか」「なぜそこに疑問を感じるのか」これらの質問が、講義の中で何度も繰り返された。私たちが普段何気なくしている言動に対して、先生は「なぜ」と問いかける。言動そのものを否定するわけではなく、その言動にはきっと何か理由があるはずで、その無意識の言動の持つ意味を意識化することで、私たちは自分の価値観や考えを知っていくことが出来るということを学んだ。

 講義やグループワークや自由時間のルームメイトや他の参加者との会話を通して、この研修の一週間本当によく話し、表現すること(今回は言葉にすること/話すこと)の難しさと大切さを学んだ。自分が感じたことや思ったことを言葉にして出すことで、初めて相手との違いを知り自分の考えに気付いたり、理解出来ていない部分に気付くことが出来る。相手からのフィードバックがあって、自分の考えを更新する事が出来る。自分の中で考えていると思っていることを言葉にして相手に伝えるのは、本当に難しい。グループ話したことを発表する段階になると、「りんごがバナナになる」と先生も言っていたように、「そんな事に言ったつもりではなかったのに」と思うこともあったし、自分が発表する時も上手く他のグループに伝えるのは難しかった。グループの中で、独りよがりにならずに、相手の話を真剣に聞いて、ちゃんと積み上げていくこと。最後の方でやっとつかみかけてきたような気がした。

 研修を通して「よく見せたい。スマートにやってみせたい。」という自分の癖がずっと出てきていて、中々ひっこめる事が出来なかった。この癖が出ていると、自分が本当に感じていること思っていることが分からなくなってしまうし、周りにもそれは思っている以上に気付かれていて、つながれなくなってしまう。最後の振り返りの際の先生とのやり取りは、自分の弱さだったり、何についてそんなに自信がないのか、ちゃんと認めて向かい合いたいと思える大切なきっかけとなった。

 2つ目の課題に関して、スウェーデン福祉の現場を見て一番思ったことは、どのような社会を作っていきたいか、どのような国のあり方を理想とするかが明確になっており、それがしっかりと福祉の現場で働く人や国民に共有されていることと、それらを実現するために具体的な政策や仕組みが作られ実行されているということだ。

 例えば「ノーマライゼーション」という言葉は、今日本も含め多くの国で使われているが、実際にそれを具現化するために動いている国は一体どれくらいあるのだろうか。今回スウェーデンで2カ所のLSS法に基づく日常生産活動の場と高齢者向けと障害者サービス付き住宅を見学した。どちらもノーマライゼーションの理念を実現するために、政策が作られて具現化されている。

 またどの見学先でも、ノーマライゼーションをはじめとする「自己決定」「個人を尊重する」「出来るだけ地域で暮らす」「同じ人として同じ価値を持つ」というスウェーデンが国として掲げている社会理念を現場で働く人がそしてサービスを受ける人が共有しており、どうしてこのような形でサービスが行われているのか理解して、しっかりと説明をしてくれていた。

 では日本は国として、どのような社会を目指しているのか、どんな方向に進んでいこうとしているのか。スウェーデンのように共有された明確な理想が今ないのだと思う。もしかしたら政府の中であるのかもしれないが、それが国民に共有されていない。福祉のあり方についても指針となるような価値観が現場で働く人やでも共有されず、また福祉の対象にならない国民の多くにとっては人事となってしまう。そうすると、理念を実現するために政策を策定するのではなく、ただ作られた政策に沿ってサービスを提供していくことになってしまうだろうし、本当に国民が連携して国民のための福祉を実現することは出来ない。私自身、目の前のことにばかり目がいって、1つ1つの法律や制度が何を目指しているのか、理解しているとは言えない。スウェーデン研修で学んだ、考え方を使って、改めて日本の福祉制度について学び直したい。また自分は、どのような社会を理想と考えるのか、どのような関わりを支援を利用者にしたいのか。まず自分自信の理念のようなもの、大切にしたいと思うことも、築いていきたいと思う。

 物事の本質を理解して、自分なりの考えを持つこと そしてそれを表現して伝えること。どれも1人でやっていくのにはまだまだ経験が足りなかったり、力がなかったりでとても苦しいし、自信がない。でも、完璧な答えを出す必要はないし、1人でやる必要はないということ、誰かと一緒にやってもいいんだということも今回学んだことである。また先生が言っていた「学ぶことは、自分自身を知ること」という意味が少し分かったように思う。研修後にこのレポートを書きながら、何故考えなきゃいけないのだろう、しっかり考えられるようになったら、自分は何がしたいのだろうということも考えはじめた。自分で考えることから逃げたくないし、自分を大切にしたい。その為の方法を学ぶことや考える練習をすることを、日々やスウェーデンセミナー等を通して続けていきたい。

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(おまけ)
最初の写真、裏から見ると抱き合ってる優しいイメージの像かと思ったら・・・
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表から見ると何だか想像と違った。マッチョ。(笑)街を守ってくれてるのかな?