2月のみかづき。

【ラオスで英語】英語をはなすときに感じる「気後れ」のようなものについて

サバイディー!今日は、ちょいっと語学についての話を。

お昼時のお寺。緑にオレンジが映える。f:id:mikachanko4281196:20150910015424j:plain

 毎週土曜日の午後、ヴィエンチャンのソッパルアン寺院というところで、English conversation session (英会話)とMeditation practice (瞑想の練習)を外国人向けにやっているよ〜と聞いて時々行ってみています。

 15時から1時間、英語を勉強したい若いお坊さんたちと、仏教に興味がある外国人が集まって話をします。(話した内容(一日の生活とか聞けてすごくおもしろい)とか瞑想の方はまた改めて書きたい〜)

 ヴィエンチャン内では、「英語を勉強したい」という人が本当に多い。お坊さんたちも、寺内にある学校や市内の大学で、仏教や文化、文学などと一緒に英語を勉強しているそう。

 この前一緒のグループだったお坊さん。(お坊さんっていうとなんか違和感ある。私よりも若い!)近くのお寺から、今回はじめて来たとのこと。学校で勉強はしているけど、外国人の人に会う機会がないから、会うと緊張しちゃうし自信がないから来たんだ、と。

  最初は仏教のことより、英語の話。英語で仏教のこと説明しようとしても、なんか間違ったらどうしようとか、思っちゃうんだよなぁなんて言っていて。うーん、確かに。なんか英語って「正しく話さなきゃ」「あっ今間違えた」ってなんか思っちゃうかもーなんて話をしていて。

 今おもうと安易な慰めで、「でも私ラオスに来て間違えまくりのラオス語で喋ってるけど、みんな少しでも話せると喜んでくれたり、一生懸命理解しようとしてくれたりしてるよ。反対に私たちが一生懸命英語で伝えようとしたら、みんな間違えとか気にしないで、相手もよろこんで一生懸命聞いてくれるんじゃないかなぁ」なんて言ったら、

  「それはラオス語を勉強してくれる人が少ないからだよ。ラオス以外で使えないラオス語をわざわざ勉強してくれるだけで嬉しいから。でも英語は喋れて当たり前で、別に勉強しててもネイティブの人が喜ぶわけでもないし、喋れないと相手にされないよ」と言われて、うううーーーん、確かにと思ってしまった。

  そのあとドイツの人がやってきて話すけれども、その子 "I'm sorry I think I'm wrong but..."と、とても済まなさそうに話してたり、私の方を見て「どうしよう」という顔をしていた。終わったあと、全然喋れてるのにー! "You don't have to be sorry at all !"と伝えるも、うううーん、と。でもこの「気後れ」みたいなの、すっごく分かっちゃうかも。

気後れ= 何かしようとする時、自信がなくて心がひるむこと。 

 皆が皆感じるわけじゃないとは思うけど、英語を勉強するひとの多くがどっかで感じる「気後れ」のようなもの。

「Can you speak English? 」

この質問にどうやって答えますか?ってよくあるけれど。どうですか?

  私はこの質問には「yes」と答えるけど、「英語ぺらぺらなんだねー」と言われると、むむむ、となる。

 

 ラオスにくる前は、割ともう世界のどっかで生きて行くための英語は身に付いたからいいか〜なんて思っていて「気後れ」を感じることってそんなになかったのですが、勉強はじめた時はかなりあった。そして「英語の先生」として、こっちに来て、ちょっと「気後れ感」 でてきてるな〜って思うときがある。

 ラオスの人とか非ネイティブの人と話すときはないのに、ネイティブの人と話している時に、これから教えるのに、こんな間違いしてていいのか、とか、うわ〜今の言い方不自然だなーかっこわるかったーとかどっかで思っちゃう。英語で書くときも、ちゃんと書かなきゃって。うーん、私が、ただ変な見栄っ張りだからかもしれない。笑 あほだなーと思いながら、どっかで思っちゃってる。うん、性格みたいなのもあるんだろうなぁ。よく国民性にもよるっていうよなぁ。

  日本で、英語の評価って引き算になりがちな気がする。どれだけ話せたっていうより、ここが出来ない・間違えたって方に目が行きがちな気がする。そして正しく喋る、が評価しやすい?みんな大体知っている言葉だし、構造的に間違えるとすぐ分かる。それに、みんながみんな勉強するものだから、出来る/出来ないに分けられちゃうから?仕事にも直結するから、余計「能力」としてみられるから?

(他の言語を勉強している人はどうなんだろう?中国語とか?スペイン語はあんまり悩まなさそうなイメージ。笑 「ちゃんと喋んなきゃ」って感じるもの??っていうか皆そもそも感じてるかな) 

 

 ラオスに来る前に2ヶ月二本松訓練所で、こっちに来てから3週間語学学校に通ってラオス語を勉強しました。

 職場の人はみんなラオス語オンリーなのですが、会話はそれなりに出来るようになってきています。ラオス語は文法がゆるく、「型」「ルール」みたいなのもそんなにないから、大体の型を覚えたら、言葉を入れ替えていったりしたら、知っている単語を総動員して伝えようとすれば大体のことは伝わる。なんとか。そして話もなんのことを話しているのかさえ分かれば、なんとなく空気を読みつつ、わかれている気がする。笑 

 でもやっぱり知らない単語めちゃくちゃあるし語彙力ないなぁ、話題が分からないと何話しているかわからない、けど、ラオス語で話すの今すごい楽しい。

 「え、今なんて言ったの?もう1回言って〜!」「ああ〜〜これってどういうんだー!」って何度も聞いたり、わかんないとき子どもみたいに何回も言っていること繰り返したり。

 周りにいる人が、みんな嫌な顔ぜんぜんしないで、面白がりながら教えてくれるから、安心して、間違えながら変なこと言えるし、わかんないときに教えて教えてーって言える。これアメリカにいる時、もっとやればよかったな〜とも思う。いやいや、今からもやればいいのよね。

 本当ラオス語学ぶときの、ノープレッシャー感。私だけなのかな?喋れなくて当たり前の前提?間違ってOK。まわりから毎日、褒めてもらえるからやる気がでます。あ、「英語を教える」っていうところで、なんかラオス語に対して気楽なのもあるのかな。。長くいたら、また変わってくるのかな。

  

 今日2週間ぶりくらいに、IFA(語学研修施設)に行ってきました。主にM2というクラスの人たちのために、毎週水曜日の授業後にインフォーマルな形で英会話クラブやるから、手伝わない?と声をかけてもらって行ってきました。

 4つのグループに分かれて選んだトピックについて話す形で、ファシリテーター的な立ち位置で、トピックごとにテーブルを回りながら参加しました。

 2週間ぶりに話したけど、すごいみんな変わった!!!大げさかもしれないけど、教えてるカナダの先生も、でしょでしょって嬉しそう。ほとんどの人がIFAで勉強する前は英語を話す機会が滅多になかったからってのもあるけど、2週間での変化わかる。随分出てくる出てくる。特に1人ほとんど前来たとき話さなかった人が、(話をふってもラオス語でしか話してなかった)今日少しだけども自分から話してておおおーっと嬉しくなりました。

  つらつらと書いてきちゃったけど、うん。語学ってやっぱり安心して自信を持てる形で学ぶのがいいよなーとおもったのでした。うん、そういう雰囲気つくるの大事だ。仕事の目標とかテストとかに絡んでくるとまた違うのかもしれないけれど。まずは、"yea, I can speak English"と肩肘はらずにさらっと言えるような感じに、皆になってもらえたらいいなぁ。

 

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