2月のみかづき。

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"Light the Life"  青年海外協力隊として、ラオスで英語の先生になる!編

【ラオス仏教行事】ラオスでの喜捨(托鉢)の準備とやり方とブン・カオチーについて。

 サバイディー!(こんにちは)mikakoです。今日は、ラオスでの生活の中でよく触れる「托鉢」についてのお話を。

 先月、誕生日を迎えたのですが、「ラオスでは何か誕生日にすることってある?」と聞いたら、「朝の托鉢に参加して来たらいいよ!」と言われたので、1人喜捨を初体験しました。その時に教えてくれた人がとても親切で色々教えてくれたので、まとめたくなってしまいました。

 あくまで私が個人的に教えてもらったものなので、実際に托鉢に参加する場合は、周りの人に確認しつつ、参考にしてもらえればと思います。それでは here we go! 

ラオス最大のお祭り、タートルアンフェスティバルにて。このときは、特別だったのか托鉢のあとにお坊さんがお守りみたいなのを渡してた。

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「托鉢」ってなんだ?

こちらもタートルアン祭りのときの托鉢の様子。全国からお坊さんが集まって、子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、たくさんの人が行列を作ってまで托鉢していました。

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 「托鉢」と聞いて、ぴん、とイメージわきますか?ラオスに来る前の私だったら、多分「???」となってたと思います。

 世界大百科事典(第2版)によると・・・

(托鉢とは)サンスクリットのパインダパーティカpaiṇḍapātikaの訳で,行乞(ぎようこつ),乞食(こつじき)などとも訳される。インドでは婆羅門(ばらもん)教などに鉢をもって在家に食を乞(こ)うことが行われたが,仏教もその風習をとり入れ,出家した僧は,厳密に定められた種々の規律に従って行乞を行い,生活の手段とした。中国や日本では主として禅宗において行われ,軒鉢(けんぱつ)と称して家ごとに喜捨を乞うていく形式と,連鉢(れんぱつ)と称して一軒一軒立ちどまることなく道を歩く様式がある。

  ほぅほぅ、なるほど。お坊さんが、信者の人から必要最低限の食べ物や生活に必要なものを乞う行為なんですね。そして信者にとっては「徳を積む」を積む行為。意外なことに、仏教では、あとから取り入れたんですね。

 そうそう「托鉢」とは、お坊さんの行為。なので、この記事のタイトルはちょっと間違っているというか、正しくないかもです。

 私たち側の行為は、「寄進(神社や寺院に金銭や物品を寄付すること。)」「喜捨惜しむ心なく,喜んで財物を施捨すること)」と言うべきですね。でも、検索にひっかからないので、すみません、托鉢と書きます。

 ちなみに英語だと、托鉢が "medicancy" "begging for alms"、与える側は、 "giving alms" となります。ラオス語だと、「サイバーツ」、広い意味での喜捨だと「ヘットブン」です。

 

日本でも托鉢やってたっけなぁ、、、と思って調べてみたら、

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(Photo from 神戸:ファルコンの散歩メモ - bloguru

 ああ、この格好をしている人たちは、托鉢をしていたのか・・・!巣鴨の駅前とかでたまーにお見かけしたけど、恥ずかしながら、よく分かっていなかったです。

参考:托鉢の話 - 住職のひとりごと

托鉢をしていた住職の方のブログ。どんな気持ち・背景で托鉢をしていたのか書かれていて、とても興味深かったです。 

ラオスにおける托鉢

世界最大規模で行われるルアンパパーンでの托鉢。

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(Photo from:  L Twist -Trip & People- / Keita Aizawa)

 日本にいるときは、ほとんど縁のなかった托鉢。ラオスに来てから、とてもよく目に耳にします。観光的にも、ラオスの「名物」といわれている托鉢。世界遺産のルアンパパーンの行列の出来る托鉢が有名ですが、ルアンパパーンだけではなく、ラオス全土で毎日行われています。

 首都ヴィエンチャンでも、毎朝、点在するお寺から、お坊さんが5-6人のグループになって、托鉢のために、お寺の周りを歩いて回ってます。そして年に何度もある仏教関連のイベントのときは、多くの人がお寺に行って、喜捨をします。

 「なんで托鉢をするの?」と何人かに聞いたことがあるのですが、「家族がしているし、伝統だから」という答えから、「お坊さんを通して、先祖に供養している」「お坊さんは忙しい自分の代わりに修行をしているから、彼らを支えることが自分に出来ること」などの答えが。うーん、人それぞれなのか。

 私的には、ラオスの人のあの分け合う気持ち(ご飯も知らない人でも一緒に食べてけなーってなる)や、与えることを惜しまない気持ちを育むものなのかな・・・なんて勝手に思ってました。

 ちなみに信仰の深い家庭だと、家族を亡くしたあと1年ほど毎朝喜捨をするとのこと。私のカウンターパートをお父さんを亡くされたので、毎日家族のメンバーで交代しながら、毎朝喜捨している。

 あと、クラスの中で托鉢の話を知ったのですが、モン族の生徒さんたちは、今まで一度も喜捨したことがないとのこと。ちょっとびっくりでした。当たり前かもしれないけれど、こんなに近くで暮らしていても、民族が違うと信じていることは違うんだ。

参考:

上の写真をお借りしたブログ。素敵な写真とともに、ルアンパパーンでの托鉢の様子が書かれています。

ラオスで0になる。〜世界最大の僧侶達の行列・托鉢編〜 | L Twist -Trip & People-

雨の日も風の日も、托鉢のために大行列を作るラオスの僧侶たち - GIGAZINE

お隣タイにも”タンブン”という名前で行われているみたいですね。

タンブン – てっぺいBlog ~ JOCV JapanThai Diary ~

タンブン - ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

 

準備するもの

托鉢のために準備したもの。https://www.instagram.com/p/BCNX1jStHSj/

 

 前置きが長くなってしまいましたが、ここから本題!托鉢(喜捨)のために準備したものを書いていきます。最初に書いたように、「誕生日喜捨」をしました。1年の幸せを祈るものらしく、「一緒に行こうか?」と言われたのですが、折角なので一度自分でちゃんと用意してみたい!と思って、「一人でやってみる!」と。

 そこで教えてもらった用意するものをご紹介します。必ずしも全部を揃える必要はないそうですが、基本セットということで。

1.もち米(お米)

 ラオスでは、もち米(カオニャオ)が日常の食事でも、仏教の中でも重要な役割を持っています。出来たらもち米、難しければ普通のお米(カオジャーオ)でもいいそう。私は、今回は普通のお米で、配れるようにおにぎりのようにしました。

2.食べ物 

 基本的には、どんな食べ物でもいいそう。作ってもいいし、買ってもいいみたい。お菓子を喜捨する人も多い。あとはフルーツなど。今回は、折角なら・・・と肉なし肉じゃがを作ってみました。あとゆで卵。

3.飲み物

 飲み物も、配れるようの豆乳などが売っているので、それを用意している人多し。

4.お金

 お金も托鉢の時に用意しています。500キープ、1,000キープや2,000キープなどの小さい金額を多めに用意するのがいいみたいで、なるべくお金の金額は揃えた方がよいみたい?ラオスの人、新札をちゃんと用意している人多し。

5.お水

 喜捨のときだけじゃなく、お寺に行事などでお祈りに行くとき、小さいペットボトルのお水を持っていくのが大事だそう。喜捨したあと、僧侶が祈りの言葉をかけてくれるので、それを聞きながら、水を地面に垂らしていく。これも「なんで?」と聞いたら、「色々な悪いものを流すため」「木(?)を育てて、先祖のいる天に届けるため」という回答。

6.敷物

 道沿いで待つことになるので、何か敷物、もしくはいすがあるといいです。私はヨガマットで代用。 

喜捨用のお菓子がだいたいどこにでも売ってる。高カロリーのものが多く、僧侶の肥満化が問題になっているとかいないとか・・・

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服装と注意点

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 服装は、出来たらタービアンという肩からかける布と、ラオスのスカート(シン)というのが正式だそう。なければ、ひざが隠れる長さのボトムスは必須。出来るだけ、肌の露出を控えて、とのこと。

そして言われたいくつかの注意点は、

① 僧侶に話しかけない。静かに。

② 靴はきちんと脱ぐ。

③ 僧侶の持っている器に触らないように、物は入れる

ということでした。

 

迎えた当日・・・。

https://www.instagram.com/p/BCNX7lztHS2/

  というわけで、誕生日当日は二日酔いで行けなかったのですが、2日後の2月22日に、托鉢参加してきました。前の日から、食事などを用意して、6時には道に出て待機出来るように早起き。

 まだ薄暗いなか、準備したものを持っていざ家の近くの道沿いへ。・・・・しかし、誰もいない。。前に何度か、近所の人がこの付近で6時くらいに来て、待っている人みたんだけどな・・・と思って、20分くらい待ってみるも、人影なし。

 開いたお店のおばちゃんに聞いてみたところ、「今日はブン・カオチー(カオチー祭り)だから、ここには来ないわよ。お寺に行きなさい」と言われました。

 えええーー、何それ。お寺での喜捨はやったことがあるから、道沿いでノーマル(?)喜捨を体験してみたいんだけどなぁ・・・と思いながら、お寺に向かって歩いていくと、お寺の近くで御座を敷いて座っている女性2人組を発見。

 「座ってもいい?」と聞くと、「もちろん!」といってくれたので、一緒に待機。遠くから、お坊さんの列が歩いてくるのが見えます。年長の僧侶に続いて、5人の若い僧侶が器と大きな袋抱えて、こちらにゆっくり向かってきている。

 もう少しでこちらに到着するころに、新たに3組くらい滑り込みで横に座り、それなりに長い列の喜捨になる。喜捨自体はあっという間に終わった。容れ物に、触らないように気をつけながら、用意したものを容れ物の中に入れていく。「喜捨しながら、これから1年の幸運を祈るんだよ」と言われていたけれども、そんなことを考えている暇もなく。

  皆入れ終わると、お坊さん皆で祈りの言葉を唱えてくれる。それを聞きながら、水を流していく。何事もなかったように、6人の僧侶は、大量の荷物を手にお寺に戻っていきました。

 

 ブンカオチー(カオチー祭り)ってなんだったんだ?

https://www.instagram.com/p/BCNX-x4NHTB/

 そんな風にして終わった初めて自分で準備した喜捨体験でしたが、せっかく近くまで来たので、 お寺の中も見てみました。その日は、ブン・カオチーという仏教行事の日でした。(知らなかった)ちなみに日本語では、焼むすび奉献祭と訳されてた。

 元々、太陰暦の第三満月の日に祝われていて、昔連絡手段がないときに、僧侶たちは月の満ち欠けを目印に、集まる日を決めていたそう。

 そんなに今では大々的に祝われている訳ではないみたいなのですが、サイニャブリーという県などでは、今でも大きな木を焼べて、このカオチーを焼いて皆で、豊作に感謝しながら食べるという風習が残っているそうな。 

カオチー。もち米を丸めて、卵みたいなのに絡めて焼く。シンプルでおいしい。

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 同じ「仏教」でも、日本とラオスでは全然違うんだなぁ。こうやって1つずつ、いろいろと体験させてもらいながら、 学んでいければと思います。

 

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