ついに、ついに、ついに、やりました・・・!
念願の Grammar in Use 制覇!!!!!! いやぁ、すごい本でした。
1周終えた今なら自信を持っておすすめできます。
「英語を本気で身につけたい人」は、絶対やった方がいい。
というわけで、最強の文法書 Grammar in Useを紹介していきます。
ベストセラー文法書 Grammar in Use
Grammar in Use は、英語で書かれた英語の文法書です。
日本でも有名なので、知っている人も多いかもしれません。
はじめて出版されたのは、1989年。それから何度か改訂され、今は 3rdエディション(訂正しました) バージョンが販売されています。今でも amazonランキングでは1位!
何度か聞いたことはあったけれど、私が実際に購入したのは、
青年海外協力隊の語学研修のあとでした。
(協力隊に行く前に、2ヶ月の合宿形式の研修があります)
そのときに、英語の先生たちが使っていたのが、この本。
「英語を教えるなら、この本はマストだよ!!!」と言われ、注文してみることに。そこからのお付き合いです。
それでは、そのすごさを6つお伝えします。
1. シンプルで使いやすい
この本の構成は、1トピック見開き2ページと、とってもシンプル。左側ページは説明、右側はそれに対応した問題となっています。
説明も項目ごとに分かれていて、読みやすい&わかりやすい。
トピック別ですぐ調べられるので、文法で何かわからないことがあったときに、参考書としても使えるし、右側の問題を解いて、問題集としても使えます。
もし英語を教えているのであれば、右側だけを印刷して、授業でやった文法項目の、復習用のプリントとしても使えます。1冊で3度おいしい。
2. 英語の文法の”感覚”がわかる
英語の文法を勉強するとき、頭で理解しているつもりでも、その”感覚”をつかむのってむずかしい。
「なんでここは a じゃなくて the なの?」とか「別に過去形でも、現在完了形でもいいじゃん!」と思ったことありませんか?
この本では、説明も全部英語です。
でもとても平易な英語で書かれているので、そんなに困ることはないとおもいます。
この本で勉強して、英語の文法って英語で学ぶと、日本語で文法を学ぶときと全然ちがうんだ!とちょっと感動しました。
説明するのが難しいのですが、何かフィルターを通さないでそのまま入ってくる感じ。
そして、イラストやシチュエーションをたくさん使って説明してあるので、「こんな状況・気持ちの時は、こうやって言えばいいのか」というのが分かり、
ただ頭で理解するだけじゃなくて、自分の”感覚”に引きつけながら、文法を学ぶことができます。
3. 生きた英語が学べる
"Grammar in Use" という名前からもわかるように、実際に使える英語をつかって学ぶことが出来ます。
イントロにも、「話すための文法を意識した本です」と。
例文や問題は、教科書でしか使われないような文章ではなく、実際に日常の会話で使われるような文章で書かれています。
文法だけじゃなくて、「ほぅ。こんな風に言ったらいいのか!」と決して難しい文章ではないけれども、さらっと言えたらかっこいい言い回しなども学べて、なんだかとってもお得です。
4. 説明に対応した問題がついている
上にも書いたように、この本では左側が説明で、右側にそれに対応した問題がついています。
これって当たり前に聞こえるかもしれないけれど、ちゃんと学んだことが復習できるようにしっかりと対応した問題が全ての項目についているってすごい。徹底しています。
説明読んでわかったつもりになるけれども、実際に問題を解かないと、やっぱり身にはつかない。
解きながら、理解して自分のものになっていく。
この問題も、みんなめっちゃクリエイティブ。会話形式になっていたり、イラストが使われていたり、自分の意見を書くものだったり、1ページとして同じものはない。
そしてさりげなく、他のトピックが復習できるように問題に混じっていたりするのをみて、一人感激。
時々くすっと笑ったり、「へぇー!」なんて思ったりしながら、飽きずに取り組むことができます。
5. 豊富なコンテンツ内容
そうそう、この本は142のトピックからなっています。
これだけやっておけば、コミュニケーションには困らない!という基準に基づいた内容になってます。基本的な内容が、だいたい網羅されています。
英語は結構勉強してきたつもりだったけど、この本で初めて学ぶ項目も多くてびっくり。
最後の Phrasal Verbも勉強になった!かゆいところに手が届く&新しい発見がたくさん。
トピックの順序も日本での学び方とはまた違って面白い。
分からないところだけやるのもOKですが、1からやっていくと、「ああこうやって積み重ねていくんだなぁ」というのが分かって、また面白い。
6. 間違えやすいトピックを比較して説明している
特徴として、間違えやすいトピックを比較して説明するのに、結構なページが割かれています。
例えば、「 Will と be going toの違い」や 「 used to / be used to -ingの違い」「Present Perfect と Present Perfect Continuous の違い」「each と everyの違い」などなど。
「そうそう、そこが曖昧だったの!」ということばかり。
2つを比較してちがいを学ぶことで、それぞれの輪郭がはっきりしてくるんですよね。
1周終わった今、曖昧だった部分が消化できて、 めちゃくちゃすっきりしたーーーー!
本気で英語を身につけたいなら Grammar in Use!
前々から、必要なところを中心に使っていたり説明は読んでいたのですが、
ちょいと思うところがあり、今週末3日かけて 問題までやっていなかったトピック31からトピック142まではじめて全部終わらせました。
1日約8時間!なんちゃって1人英語合宿。ふへー。疲れた・・・まさに hit the books (猛勉強する)な3日間でした・・・。
しかしやって思うのは、「やってよかった!!!!!」と「もっと早くやっておけばよかった!!!!!!」ということ。
1周すると、あなたの英語の世界が変わります。確実な力と自信がつきます。
値段もそれなりにするし、労力&時間もかかるので、皆におすすめするわけではないですが、留学や協力隊で英語を使って生活していく人、仕事をしていく人、本気で英語を身につけたい人。
Grammar in Use 1度やって、ぜーったい損はないです。
これからのコミュニケーションを支える土台になってくれる。
ちなみにかかる時間は、1トピック、説明読んで問題解いて、だいたい15分くらい。(トピックや人にもよりますが)
1日 8-9時間やれば、4日。1日2トピックなら、約2ヶ月半弱。1日1トピックなら、約5ヶ月弱で一周できます。
さてさて、「この本作るのってめちゃくちゃ大変だったんだろうなーーーー」、「本を作る人ってほんとすごいなーーーーー」と尊敬と感謝の気持ちと、「やりきったーーーーー」という勢いで書いてきました。がっつり宣伝記事になってしまった(笑)
ぜひ!おすすめです。
※ ちなみに、Grammar in Use には、イギリス英語・アメリカ英語の2種類。レベルは初級・中級・上級(イギリス英語のみ)の3つがあります。
この記事では、アメリカ英語の中級バージョンの話をしています。
アメリカ英語(中級)
Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English (Book & CD Rom) Raymond Murphy,William R. Smalzer Cambridge University Press 売り上げランキング : 9 Amazonで詳しく見る by AZlink |
アメリカ英語(初級)
Basic Grammar in Use Student's Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English Raymond Murphy,William R. Smalzer Cambridge University Press 売り上げランキング : 31 Amazonで詳しく見る by AZlink |
イギリス英語(中級)
English Grammar in Use Book with Answers: A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English Raymond Murphy Cambridge University Press 売り上げランキング : 16 Amazonで詳しく見る by AZlink |
関連記事