2月のみかづき。

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2月のみかづき。

"Light the Life"  青年海外協力隊として、ラオスで英語の先生になる!編

ティム・アーバン:先延ばし屋の頭の中 【1日1TED:習慣化】

TED 英語 習慣

バイディー(こんにちは)

いやー、おんもしろいスピーチを見つけてしまいました。ティム・アーバンの「先延ばし屋の頭の中」です。これはぜひ見て欲しい。早速紹介していきます。

(原題:Tim Urban: Inside the mind of a monster procrastinator) 

1. どんなスピーチ?

「あーこれやんなきゃいけない。でもまだ間に合うか。」「あー締め切りが近づいてきているけど、まぁあとでいいか。」などなど。

いつかやらなきゃいけないと分かっているけれども、中々直前になるまでぐずぐずしてしまう先延ばし屋(procrastinator)と、そうじゃない人は何が違うんだろう?

自身も、先延ばし屋だというブロガーのTim Urbanが、イラストとユーモアたっぷりに先延ばし屋の頭の中を解き明かしていきます。

そして、そんな先延ばし屋の習慣が、私たちの人生に与える深い影響はなんなのか。

最初から最後まで「次は何が起きるかな?」とわくわくしながら見れて、たくさん声を上げて笑っちゃうスピーチなんですが、最後の問いかけに思わずドキっとする。

心に残るスピーチです。

 

2. 3つのお気に入り

今回はちょっと長めにご紹介していきます。
まずは、先延ばし屋と、そうじゃない人の違いを説明している場面。

どちらの頭の中にも、理性的な決定をする人(rational decision maker)がいます。広い観点から物事を考えて、今するべき大切なことを知っている人です。

しかし、先延ばし屋の頭の中には、もう1人の住人がいます。それが その場の喜びを求めるお猿さん (Instant Gratification Monkey)です。

 Now, what is going on here? The Instant Gratification Monkey does not seem like a guy you want behind the wheel. He lives entirely in the present moment. He has no memory of the past, no knowledge of the future, and he only cares about two things: easy and fun. 
(さて、一体ここで何が起きているのでしょう。その場の喜びを求めるお猿さんは、あなたの決断を託すのにふさわい人には見えません。彼は、完全に今この瞬間だけに生きています。過去の記憶もなければ、将来の知識もない。そしていつも「楽であること」「楽しいこと」の2つのことだけを気にかけているのです。)

 

あーーー、私の中にめっちゃお猿さんいるわ。。舵とられてるわー。コントロールされてるわ。

Sometimes they agree. But other times, it makes much more sense to be doing things that are harder and less pleasant, for the sake of the big picture. And that's when we have a conflict. And for the procrastinator, that conflict tends to end a certain way every time, leaving him spending a lot of time in this orange zone, an easy and fun place that's entirely out of the Makes Sense circle. I call it the Dark Playground.

(時には、2人は(理性的な決定者とその場限りの喜びのために生きている猿は)お互いに賛成しあうこともあります。だけどそれ以外の時は、大きな視点もってすれば、辛くてあまり嬉しくないことをすることの方が賢明なことがあります。そんな時に、この2人は反発しあうのです。
先延ばし屋にとっては、この反発はだいたいいつも同じ結末を迎えます。お猿のオレンジゾーンで多くの時間を過ごすことになるのです。楽で、楽しい、全く賢明でないゾーンでです。私はそこを、「闇の遊園地」と読んでいます。)

Now, the Dark Playground is a place that all of you procrastinators out there know very well. It's where leisure activities happen at times when leisure activities are not supposed to be happening. The fun you have in the Dark Playground isn't actually fun, because it's completely unearned, and the air is filled with guilt, dread, anxiety, self-hatred -- all of those good procrastinator feelings. 

(この「闇の遊園地」のこと、先延ばし屋のみなさんはよくご存知だと思います。お楽しみのことが、起こるべきでない時に起こっている場所です。「闇の遊園地」でのお楽しみは、本当に楽しいものではないはずです。本当は得るはずでなかった楽しみだからです。罪悪感や、恐れ、不安、自己嫌悪・・・そんな空気が蔓延しています。先延ばし屋がいつも持っている感情ですよね。)

 

決定権をお猿さんに握られている先延ばし屋は、「闇の遊園地」で遊んでしまうことになります。ただ締め切りが近づいてくると、「パニックモンスター」が現れて、やっとなんとか本来やるべきことに取りかかり始めます。 
ただスピーカーの Timは、先延ばしにも2つ種類があるといいます。1つ目は、締め切りのあるもの。2つ目は締め切りがないもの。

 

 Now if the procrastinator's only mechanism of doing these hard things is the Panic Monster, that's a problem, because in all of these non-deadline situations, the Panic Monster doesn't show up. He has nothing to wake up for, so the effects of procrastination, they're not contained; they just extend outward forever. And it's this long-term kind of procrastination that's much less visible and much less talked about than the funnier, short-term deadline-based kind.

(もし先延ばし屋が、大変なことに取りかかるためのメカニズムが、このパニックモンスターだけだったら、それは問題です。なぜなら、締め切りのない状況では、パニックモンスターが現れないからです。彼が現れない場合の先延ばしの影響は、締め切りというものがないとどこかで途切れずに、永遠に続きます。この長期的な先延ばしは、あまり表面に現れないですし、短期的で滑稽な締め切りのあるような状況よりも、あまり語られません。)

It's usually suffered quietly and privately. And it can be the source of a huge amount of long-term unhappiness, and regrets. And I thought, that's why those people are emailing, and that's why they're in such a bad place. It's not that they're cramming for some project. It's that long-term procrastination has made them feel like a spectator, at times, in their own lives.The frustration is not that they couldn't achieve their dreams; it's that they weren't even able to start chasing them.

(だから人は、(この締め切りのない状況での先延ばしによって)静かに、1人で見えない所で苦しんでいるのです。そして、大きな長期的な不幸せや後悔の元にもなり得るのです。だからこそ多くの人が、私のもとにメールを送って来たり、彼らが良くない状況にあるのだと思います。この長期的な先延ばしは、彼らを時に自分の人生の「観客」のように感じさせます。この先延ばしは、彼らの夢を叶えることを妨げているのではありません。彼らは、夢を追いかけることすら始められないのですから。)

 

ずっと笑えるトーンで来たところで、スピーチの最後に、締め切りのない状況での先延ばしが、気がつかないところで私たちを自分の人生の「主人公」ではなく「観客」にしているのか。そのことが、私たちの深い所で悪い影響を与えているのか、伝えています。これは、刺さりました。

人生の箱(Box of Life)という、1週間を1つの箱に例えて、一生で使える箱が1枚の紙にまとめられたものも用いながら、パニックモンスターに頼っていたら、あっという間に箱を使い切ってしまうこと。自分自身で、お猿さんを上手く飼いならさないといけないということを、最後まで笑わせてくれながら、伝えてくれました。

 

3. 新しいことばたち

  •  two-all nights:2日間徹夜
  • propagate: (動物などを)増殖させる、伝える
  • dormant: 休止状態の、活動していない
  • be in mayhem: 大混乱、無秩序、騒動に陥った
  • epiphens: 

4. 感想

自他ともに認める、先延ばし屋の私。このスピーチは私のためにあるんじゃないか!と思ってしまうくらい、最初の先延ばしっぷりには共感して、最後のメッセージが響きました。あとで気付いたときに後悔しないためにも、お猿さんと上手く付き合っていきたいものです。

文字に起こすと、なんだかシリアスな感じになってしまうのですが、実際のスピーチはもっと軽快でユーモアにあふれたものです。この記事で、魅力が伝えられたか、ちょっと自信がないです。ぜひ、1度実際に自分で見てみてもらいたいです。

うん、出来たら"Today!" 今日は忙しいって?しょうがないなぁ、じゃあ "sometime soon"で。

 

5. スピーチについて 

Tim Urban: Inside the mind of a master procrastinator | TED Talk | TED.com

Event:  TED 2016

Date: Feb 2016

Length: 14:03

 

彼のブログ Wait But Why、読み始めたのですが、めちゃくちゃ面白い。このスピーチの元になった記事もあります。オリジナルのイラストも見れます。


後編には、スピーチでは語られなかった、どうやって先延ばしをやめるか(How to beat procrastination)が書かれています!