2月のみかづき。

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2月のみかづき。

"Light the Life"  青年海外協力隊として、ラオスで英語の先生になる!編

ジェイ・ウォーカー: 世界の英語マニア【1日1TED 語学/言語】

バイディー(こんにちは)

今日のスピーチは、 ジェイ・ウォーカーの「世界の英語マニア」です。

(原題:Jay Walker "The world's English mania")  

1. どんなスピーチ? 

発明家・起業家であるスピーカーの Jay Walker。彼の活動は、本当に多彩で多岐に渡っていて、「新時代のエジソン」と呼ばれているとかいないとか。

彼が個人でやっている、"Library of Human Innovation(人類の発明ライブラリ)"の様子がもう1つのTEDでのスピーチであって、こちらも面白いです。

 

こちらのスピーチでは、今の世界の英語学習の様子を伝えながら、英語が世界で果たす役割とはなにか、ということを話しています。

4分半のとても短く分かりやすいスピーチで、教材としてもよく使われているので、見たことがある人も多いかもしれません。
英語を勉強する人は、ぜひ1度みてほしいスピーチです。

 

2. スピーチの抜粋

まずは、タイトルの英語マニア。”マニア”という言葉について、少し見てみます。

mania: "an extremely strong desire or enthusiasm for sth, often shared by a lot of people at the same time. (OALD) "

(何かに対する、非常に強い願望や熱狂。多くの場合、同時に多くの人によって共有されている。)

 

mania は熱狂する気持ちそのものを指す言葉ですが (eg. he has a mania for gambling。人のことは maniac)、 locomotive mania (旅行狂)、sports mania (スポーツマニア)のようにも使うみたいですね。

世界には、Beatlesマニアやサッカーマニアなど、たくさんのマニアが存在してきました。今、あたらしく世界中に出現しつつあるマニアは、「英語学習マニア」( mania for learning English)

少し極端な例かもしれませんが、中国でおびただしい数の学生が、先生に続いて、英語を screaming (叫び)ながら、勉強している姿が紹介されています。

 

歴史上で、1番英語が世界中で勉強されている今。世界中で英語を学習している人は、なんと20億人にのぼるそう! (2 billion people) わお!

なぜ英語なんでしょう?なんで私たちは英語を勉強しているんでしょうか?

 

Why English? In a single word: opportunity. Opportunity for a better life, a job, to be able to pay for school, or put better food on the table. Imagine a student taking a giant test for three full days. Her score on this one test literally determines her future. She studies 12 hours a day for three years to prepare.Twenty-five percent of her grade is based on English.

(なぜ英語なんでしょうか?一言で言うならば、「機会(チャンス)」です。よりよい人生、仕事のため、学校のためのお金を払うため、もっとよい食べ物を食卓に並べるためです。3日まるまるかけて巨大な試験に取り組む学生を想像してください。その試験の結果が、言葉通り彼女の未来を決めるのです。彼女はこのテストのために、3年間、1日12時間勉強するのです。試験の25%を英語が占めています。)

 

ここではまた、中国での例が出されています。

英語が使えると、より良い機会に恵まれる。たかが言語、なのかもしれない。
でも社会・国によっては、英語が喋れるか喋れないかで、将来が大きく変わってくる。

 

English is the world's second language. Your native language is your life. But with English you can become part of a wider conversation -- a global conversation about global problems, like climate change or poverty, or hunger or disease. The world has other universal languages. Mathematics is the language of science. Music is the language of emotions. And now English is becoming the language of problem-solving. Not because America is pushing it, but because the world is pulling it.

(英語は、世界の第二カ国語です。あなたの母国語は、あなたの生活の言葉です。しかし、英語によってさらに幅広い会話への参加が可能になるのです。例えば、気候変動や貧困、飢餓、疾病など、世界規模の課題に関する、世界規模の会話です。世界には、他にも普遍的な言葉が存在します。数学は科学の共通言語ですし、音楽は感情の共通言語です。英語は、問題解決のための言葉になりつつあります。アメリカがそれを後押ししているのではありません。世界がそれを求めているのです。)

 

「英語は、問題解決のための言葉になりつつある。」

これはとても希望のある言葉だと思います。英語で、全てのことを完璧に話せるようになる必要はないかもしれない。そして母国語よりも、英語が大切にされるのもちょっとナンセンス。

だけれども、英語で世界の色んな人とコミュニケーションが取れるということは、とても希望のあること。もっと多くの人と、多くのことが共有できる。思いを交わしあうことができる。

 

Like the harnessing of electricity in our cities, or the fall of the Berlin Wall, English represents hope for a better future -- a future where the world has a common language to solve its common problems.

(街に灯がともるように、またはベルリンの壁の崩壊のように、英語はよりよい未来への希望をあらわしているのです。共通の課題を解決するための、共通の言語が世界に存在している未来です。)

 

もっと多くの人が、第二カ国語として英語が話せるようになったら、もっともっと一緒に言葉を交わせる人が増える。世界のどこへいっても、コミュニケーションがとれる。

そう思うと、確かにとてもわくわくします。

 

3. あたらしい言葉

  • mania:マニア・熱狂、躁病(manic disorder) 
  • pandemonium: 大混乱、無秩序
  • rapture: 狂喜、歓喜

 

4. 感想

TEDの他の語学・言語に関するスピーチを見ていると、「英語が全てじゃない」「他の言語も大事にしよう」みたいな内容のスピーチが結構多かったのです。

確かに、英語は全てじゃないし、英語に力を入れすぎる偏った教育などで、よくない影響もあるのかもしれませんが、私はこのスピーカーのいうように、多くの人が英語を話せる未来は、とても希望のある未来に思えます。

ラオスでも、一昔前はフランス語が第2カ国語として学ばれていましたが、今ではすっかり英語が第2カ国語になっています。

大人も子供もみんな、「よい機会」を求めて、英語を学んでいる人・学びたいという人が本当に多いです。

テストや、英語圏の文化に引っ張られすぎずに、自分たちの暮らしや文化を大切にしながら、コミュニケーションや夢の実現のための英語を身につけられるといいなぁ。

 

5. スピーチについて

Jay Walker: The world's English mania | TED Talk | TED.com

Event: TED 2009

Date: Feb 2009

Length: 4:24