2月のみかづき。

2月のみかづき。

"Light the Life"  青年海外協力隊として、ラオスで英語の先生になる!編

【ほぼ1日1TED】ジュリアン・トレジャー「聞き上手になる5つの方法」

バイディー(こんにちは)

今年もTED、みてきいて紹介していきます!

”ほぼ”1日1TEDということで、週5回を目安に更新する予定です。

2017年1週目は、"How we can be better going foward in 2017" (よりよく2017年を過ごしていくために) というプレイリストのスピーチをみていきまっす。


今日のスピーチは、ジュリアン・トレジャーの「聞き上手になる5つの方法」 です。

(原題: Julian Treasure "5 ways to listen better") 

1. どんなスピーチ?

スピーカーの Julian Treasureは、Sound Agency というビジネスや医療などのあらゆる分野で、「音をどのように活かす」かコンサルティングを行う会社の代表を務めています。"Sound is my passion."とスピーチでも自分で言っている、音のプロフェッショナル。TEDでも音に関するスピーチを、この他に4本行っています。

そんな彼が、「聞き上手」になるための5つの簡単なエクササイズを紹介しているのがこのスピーチ。もっとよく聞くために今日から出来ることを、具体的に教えてくれます。

 

2. スピーチの抜粋

まずは、スピーチの冒頭から。

We are losing our listening. We spend roughly 60 percent of our communication time listening, but we're not very good at it. We retain just 25 percent of what we hear.

(私たちの聴く力は衰えています。コミュニケーションの時間の約60%を私たちは聴くことに費やしています。なのに、聴くことが得意ではないのです。私たちは、聴いたことの25%しか覚えていないのです。)

 

たしかに感覚的には、話しているときよりも、聴いている時間の方が長い気がする。そして、なんとなく聴いてるときって、何言ってたかすーぐ忘れちゃう。

 

This is a serious problem that we're losing our listening. This is not trivial, because listening is our access to understanding. Conscious listening always creates understanding.

(聴く力を失いつつあることは、深刻な問題なのです。どうでもいいことじゃないのです。なぜなら、聴くということは、理解へと繋がっているからです。きちんと耳を傾けて聴くことは、理解を生み出すのです。)

 

ふむふむ。しっかりと聴こうとする気持ちが、理解への第一歩。でも「聴く」って意外と難しい。「じゃあ、どうしたらいいの?」ということで 5つのエクササイズが中盤で紹介されます。

 

  1.  Silence (沈黙)
    1つ目は沈黙。喧噪から離れ、なるべく静かなところで、3分過ごしてみること。シンプル。
  2. Mixer (ミキサー)
    次は、ミキサー。色々な音が混じっているときに、それぞれの音がどこから来ているのか、いくつの音からなっているのかに耳を澄ませてみること。賑やかな場所でも、自然の中でも出来る。 
  3. Savouring (味わうこと)
    乾燥機やコーヒーマシンなど、日常で聴いている「退屈な」音に注意を傾けて聴いてみること。楽しんでみること。
  4. Listening position (聴く立場)
    スピーカーが1番大事なエクササイズだと語っているのが、こちら。私たちは知らぬ間に色んなフィルターを通して色んな物事を聴いている。
    「もし自分が子供だったら?」「この人のことを好き/きらいだったら?」自分を違う立場に置いてみて、聴いてみること。
  5. RASA ( receive, accept, summarise, ask ) 
    彼の造語の RASA。サンスクリットで、「エッセンス」という意味があるそう。受け取って、認めて、まとめて、尋ねること。コミュニケーションのエッセンス。

Now sound is my passion, it's my life. I wrote a whole book about it. So I live to listen. That's too much to ask for most people. But I believe that every human being needs to listen consciously in order to live fully -- connected in space and in time to the physical world around us, connected in understanding to each other, not to mention spiritually connected, because every spiritual path I know of has listening and contemplation at its heart.

(音は、私のパッションであり、私の人生でもあります。まるまる1冊、音について書いたこともあります。私は聴くために生きている・・・ともいえます。みなさんに、私と同じような熱意をもってもらうことは難しいでしょう。でも全てに人にとって、人生をよく生きるためには、「注意を傾けて聴くこと」が不可欠なのです。 空間や時間野中で、私たちの周りの物理的な世界とつながるために、お互いに理解しあうために。そして、もちろん精神的なつながりを得るためにもです。全ての精神的な道は、聴くこと・瞑想なしにはあり得ないからです。)

 

3. あたらしい言葉たち

  • reverberation: 反響、こだま
  • sonority: 響き渡ること、音の聞こえ
  • cacophony:  耳障りな音、不協和音

 

4. 感想

「聞き上手」というと、人とのコミュニケーションに関する話かと思いました。実際はそれだけではなく、日常すべての音に通じていること。「人の話を聴く」ことについては、考えることがあったけれど、それ以外の音はたしかに意識して聴くことがなかったなぁ。

「聴く」ことを、子供に教えるべきだ、とも最後にいっていて、とても賛成!学校できちんと人の話や周りの音を聴くことを学んで身につけられたら、コミュニケーションも変わってくると思う。

スピーチの中でも音が使われていて、体感しながら「聴く」ということについて、思いを巡らす新しい経験です。スピーカーの音に対する熱意が伝わってきます。

英語もシンプルで聞きやすいですよ^^

 

 5. スピーチ情報

Julian Treasure: 5 ways to listen better | TED Talk | TED.com

Event: TED Glovbal 2011

Date: Jul 2011

Length: 7:50