2月のみかづき。

【ラオスの歴史】8月23日は、ヴィエンチャン解放記念日 (Vientiane Uprising day)

サバイディー!

ちょっと古い話題になってしまいましたが・・・ヴィエンチャン解放記念日について。

金曜日(8/21)、夕方の公園エアロビのあとに、カウンターパートのソマリーから「明日朝、タートルアンから歩くけど、一緒にいく?」って聞かれたので、うん!と答えると「じゃあ、5時半に迎えにいくね」と・・・(早い)

その時は、そうかーヴィエンチャン人は、土曜の朝から運動熱心だなぁと思っていたのです。ラオスに来てから、ほぼ毎日目覚まし使わずに6時くらいに起きていたのですが、さすがに5時半には起きられず、電話で飛び起きて5分で飛び出す。

 

「早く早く!」 

 

なぜか急ぎぎみにタートルアンへ向かうと、人がたくさん。

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ただのウォーキングしにいくのかと思ってたら、こんなに人がいてびびりました。ラオスではじめてこんなにたくさんの人をみた。。

なにが何だかよく分からないまま歩く。何かの40周年ということだけは分かったけど、聞いても説明がよくわからず・・・orz

みんな町単位(だいたい。)で、タートルアンからパトゥーサイの道のりを歩きました。ほとんどの人が町の名前と「40周年」と書いてある白いTシャツを着ています。

 

あとから聞くと、8月23日は「ヴィエンチャン解放記念日」とのこと。し、知らなかった。。1975年8月23日から、今年はちょうど40周年にあたるのでそのお祝い?のウォーキングだったみたい。

何かプラカードを持つわけでも、「ラオス万歳!」と叫ぶわけでもなく、セルフィー(自分の写真)撮ったり、おしゃべりしながらのんびり歩いていた印象。

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このヴィエンチャン解放記念日、ネットで調べてみるも、あんまり日本語 の情報ない。次の日の23日当日、ちょうどIFAの人たちとピクニックに行ってたから「今日、解放記念日なんでしょ?」って聞いてみても「うん、そうだねー」くらいで終わり。

ネットの国営ニュースだと、めっちゃおめでたい感じ("the pround day")で放映されているけど、一般の人との温度差はかなりあるのかなー。でも、これだけの人が集まるんだもんなー。ただお祭りというかイベントがすきなのか。

 

www.yo

 Saturday's walk brought Lao people together in body and soul, as the country recalled the overturning of the old administration on Uprising Day, or the day when administrative power was seized, on August 23, 1975, and Laos' declaration of independence on October 12, 1945, are two milestones in the history of Laos following foreign domination over the past century.
On August 23, 1975, more than 20,000 people in Vientiane took part in a demonstration to seize administrative power from the Vientiane side. People took to the streets with placards and slogans to denounce the old decadent regime.

- from Lao National Television-English News Program 

 ラオスは1949年にフランス連合の下で名目上は1度独立したけれど、そのあとラオス国内で内戦が長く続いて、今の「ラオス人民民主共和国」という形で国が成り立ったのは1975後の12月2日。この日が今では建国記念日とされています。

このヴィエンチャン解放日は、首都のヴィエンチャンでデモが起こり、それがきっかけで旧体制が崩れ、その後12月の建国に繋がったのでUprising day(みんなが立ち上がった日?)として祝われているそう。それにしても、動画の当時の様子も、真剣な人はデモしてるし、他のひとは歌ったり踊ったりしてる。笑 うーん、ラオスや。

日本でも戦後70年で、8月たくさん戦後の特集あったと思うけれど、40周年ってことは、その後30年、日本が復興へ向かっている時、ラオスや(他の国も)では国内で争いがあったんだよなぁ。今さらながら。

あ、あとラオスベトナムの関係は深い。国同士、というか党同士のつながりの強さは今でも強いんだなぁと。独立も今でもベトナムの助けがあったからこそってめっちゃ強調してる。9月2日は、日本の降伏調印で連合国側にとってはJVデーでもあり、日本の庇護下にあったベトナム独立記念日でもある。(これも知らなかった)

職場では、Trade Unionからってことで、この日にベトナム語の先生を招いてプレゼントを渡したり、ちょっとしたお祝いをした。(はじめてワインが出てきた!)新聞もその話題たくさん。

その時、「日本のNational Dayはいつなの?」って聞かれて、一瞬「い、いつだっけ・・・」と焦りました。みなさん、ぱっと出てくる?憲法記念日天皇誕生日?とかおもってしまった。

建国記念日 (National Foundation Day)は、2月11日。でもすみません、あんまり意識してなかったです。。。初代の天皇の即位した日(紀元節)、といわれても正直いまいちぴん、とこないもん。他の国のように、「やっとつかみ取った独立/建国」っていうNational Dayとはまた違う気がする。日本っていう国は、ずっと当たり前のように「日本」だったんだなぁって改めて気付く。それって世界的に見たらレアケースなんだ。

 

今年の12月2日は建国40周年の節目。今からそのお祝いの行事のため、職場の人たちも準備に参加しています。(毎週土曜日に集まりがあるらしい。)どんな感じなんだろう。来年はラオスASEAN会議の開催国だし。そして今年は協力隊も50周年だし。なんだか色々な節目が重なっている時に、ラオスにいます。不思議な縁。

 

それにしても知らないことだらけだなー。みんなきっとラオスにいなかったら、知ろうと思わなかったかも。。むむー。

 

おまけ

(写真up)

ヴィエンチャン市内に「8月23日公園」っていうのがあって何だろう、と思ってたら、この解放記念日のことなんだね。特に何もない公園。説明とかあるかなーと思ったけどなかった。