2月のみかづき。

英語初心者が、最初に学ぶべき3つのこと【 文法・単語・発音の勉強法】

サバイディー(こんにちは)!mikakoです。

今回はタイトル通り、「英語をこれから勉強しはじめたい!でも自分は初心者。まず何を勉強したらいいんだろう・・・」と思っている人に向けての記事です。

 

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photo by mikomaya

私は今、ラオスという東南アジアの国で英語を教えています。

はじめて6ヶ月に渡って、初級/中級クラスを担当したのですが、初級クラスの生徒さん(大人)の中には、ほとんど英語を勉強したことがない人もいました。

彼/彼女らと学びながら、「英語(外国語)ってまず何から勉強するべきなんだろう?」と考えさせられた6ヶ月。

今の時点での私の中での結論は、英語を一から勉強したいなら、まず「基本の文法」「単語」「発音」を学んで基礎力をつけよう!です。

それでは、もう少し詳しく説明していきます。

 

 まずは、基本の文法を身につけよう! 

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Grammar | Ohio Program of Intensive English

 もう耳にタコが出来る位聞いてるかもしれませんが、やはり文法は大事です。

文法を知らずに英語を話すって、ルールを知らずにスポーツをするようなもの・・・っていうのは言い過ぎかもしれませんが、それくらい大事。

特に英語は、配置の言葉です。日本語とは違い、言葉の並べ方(語順)で意味が大きく変わってきます。

「単語を並べれば通じる」っていうのは、何も言わないよりはいいですが、聞く相手にしてみたら理解するのすごく大変。最低限の文法に基づいた英語を話すのは、マナーだとも思います。

なにより文法は、ネイティブが使うその外国語をルール化してまとめたもの。大人になってから外国語を学ぶ際の大きな味方です。

文法を全く勉強せずに外国語を勉強するって、地図を持たずに知らない街をうろうろしたり、説明書を見ずに複雑なものを理解するるようなもの。

 

とはいっても、いきなり小難しい文法を学ぶ必要はなし

まずはさらっと薄い本で、中学レベルの 文法ってどんなものがあるのか見てみましょう。で、どんなものがあるのか知って、なんとなくでいいから理解する。「なんで?なんで?」と疑問に持ちすぎず、「ほー、そうなんだ」くらいでまずはOK。立ち止まりすぎない。ほんとに最初の最初の文法書は、薄くてあっさりめなものを。その次は、シンプルだけれども丁寧に書かれているものがおすすめ。

本当に1から勉強したい人の一冊目におすすめ。

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2冊目に。丁寧な解説で少しずつ、でも着実に。

くもんの中学英文法―中学1‾3年 基礎から受験まで (スーパーステップ) くもんの中学英文法―中学1‾3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)


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 第一歩としては、ここまででとりあえずいいと思う。全体図を見渡すこと。日本の中学英語の範囲は、「ここまでやれば、とりあえずOK」のラインとして、とても分かりやすい。

 

 その後はそれぞれの型の例文を覚えて、何度も口にしてみる。(瞬間英作文がおすすめ)そうやって、自分で実際に使えるように身につけていく。それと同時にそれぞれの文法の持つニュアンスや感情が分かるように、改めてそれぞれの文法をもう少し詳しく学ぶ。

「英文法を自分のものにする」瞬間英作文の大ベストセラー。

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 一回文法書を読んで理解したと思っても、自分のものになるかどうかは別もの。

最初から、発信出来るようにすることを意識して、「習う」と「慣れる」を一緒にやっていくのが大事だと思います。

(ちなみに私は、外国語の文法に関しては、「慣れて」から「習う」方が効果的な気がしています。)

 

 必須の単語を覚えちゃおう! 

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How To Talk About Remembering Vocabulary In English Language.

当たり前かもしれませんが、単語を知らないと英語は読めないし、書けないし、聞けないし、話せない!

幸い日本人で学校教育を受けていれば、全く英単語を知らないということは、まずないと思います。が、あんまり熱心に勉強をしていなかったり、長いこと勉強していなかったりすると、ほぼ0スタートのことも?

国語学習に、語学学習で単語を覚えること(語彙を増やす)は、ずーーーっとついてくるもの。最初にある程度、積み上げておくと、あとが楽になります。

その「ある程度」を満たすための、おすすめの本はこちら。

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人気シリーズ単語帳の初心者向けです。一番の特徴は、付属の音声CD!ノリノリなリズムで単語が覚えられるのが good。

中に入っているのは、どれも大事な単語。これだけ覚えると、見える景色が変わるはずです。あの手この手を使って覚えちゃいましょう。

 

 

 発音は、最初から取り組んでおこう! 

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How to Improve Your English Pronunciation to Talk Like a Native | FluentU English

そして最後は、意外と後回しにされやすい発音!これは教えはじめてから、「あ、最初にやるべきだ。」と気づきました。

(「本来、言葉というのは音だけのもので、文字や文法はあとから音に合わせて出来たもの。だから音声から学ぶべき!」と書いてある語学系サイトも。)

英語には、どんな発音があるのかを知ってみること。自分の母国語(日本語)にはない音を中心に、どんな口の形で発音しているのか、それがどんな音なのかを知っておくと後でとっても楽になる。遠回りのようで、近道です。あとから、スピーキング、リスニングのときに、大変助かります。欲を言えば、それを練習して自分のものにしてしまえば、もう最強。(発音がかっこいいと、話したくなりますしね)

ネイティブのような完璧な発音になる必要はないけれど、「相手に伝わる」コミュニケーションをするには、「伝わる」発音をすることが大事になってきます。

おすすめの発音本はこちら。めちゃくちゃ親切なCDとDVD付き。私も今改めてやってます。

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 発音の練習は、1人では中々難しいかもしれないけれども、やっておく価値ありです。(私も最初にやっておけばよかったと激しく後悔してます)

 今は、本やオンライン英会話など、たくさん選択肢があるので、上手にサポートを得ながらやってみて欲しいです。

そして上に書いた、文法や単語を学ぶときは、是非どうやってそれらが発音されているのか音声を聞きながら、実際に練習してみるのを心がけてください。 

意外と目や手だけを使って勉強していると、「単語を見て意味は分かっても、何て読んだらいいか分からない」「読めばわかるけど、聞いたときに分からない」となってしまいます。

そのことに気付かず勉強を続けていくと、また改めて文字と音を一致させなきゃいけなくなります。(私がまさにそうです。。。)

そうならないためにも、 最初から 文字と音を一致させることを意識して勉強することを、強くおすすめします!

 

 まとめ 

というわけで、英語学習の第一歩として「文法」「単語」「発音」を勉強することが、大切だ、というお話をしてきました。

いきなりの例えですが、もし何か外国の料理を作れるようになりたかったら、まずどうしますか?

レシピを習って、材料を揃えて、本物の味に近づくように味見しながら、何度か料理すると思います。

cooking


 

文法は、作る手順(ルール)を教えてくれるレシピのようなもの。これに従って作っていく。

単語は、食材。これがなければ始まらない。それぞれどんな風に使うのか知っていく。

発音は、味付け。自己流でも作れるけれど、本場の味に近づけて、ちゃんとその料理だって分かってもらえるように。

 

うーん、ちょっと無理やりな例え(苦)ですが、この3つはどれも大事だということが伝わって欲しい(笑)

私も次の学期の授業は、この3つにフォーカスして、クラスの計画を立てて行こうと思っています。

みんな割と地道なものなので大変かもしれませんが、英語をある程度使えるようになる為には、避けて通れないもの。やるなら早いうちに、やっちゃいましょう。

日常で使える表現を覚えたり、音楽や映画などを楽しんだりして、息抜きもしつつ、この3つを学んで、基礎力をつけていきましょう。その先は、明るい!

 

それでは、また(^^)m

 

 

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