【ラオスの仏教行事】カオパンサー(入安居)
サバイディー!
先週で首都での全体のスケジュールが終わりました。11人いた27年度1次隊ののそれぞれのラオスの中での赴任先に移動しました。
私は首都で活動するので、大きな移動はないけど、引き続きJICAの寮にいながら、絶賛家探し中です。
活動/仕事の方は、英語のクラスのスケジュールなどの予定を来週の月曜にボスと話す予定で、とりあえず「マーリン!(遊びにおいで)」と言われ、職場にも何度か行きました。
カウンターパート(2年間、職場でボランティアをサポートしてくれたり一緒に働く人)に会ってお話したり、職場の人たち(事務所に、同じくらいの年代の女性が4~5人いてにぎやか!)とお昼ごはんを一緒に食べにいってきました。
つたないラオス語でも、一生懸命聞いてくれたり、笑ってくれたり、みんなとっても優しい。ちょっと一安心。
そして金曜日(7月30日)には、仏教行事のカオパンサー(入安居)という行事がありました。
タイとも共通しているみたいなのですが(他の国はどうなんだろう?)、毎年陰暦8月の15夜の日がカオパンサーにあたり、この日から3ヶ月間、僧侶たちは、外出を避けて寺にこもり修行に励むとのこと。
(参考:らくなちゅらる通信:【Vol.36】カオパンサー(安居入り))
カオ=入る、パンサー=雨期(パーリー語)というように、この3ヶ月は雨期にあたり、雨期には生物が活発に育つこの時期に寺にこもる事で無駄な殺生さけるという意味があるそうです。
この期間は、一般の人たちも結婚式を行わなかったり、お酒を控えたり(お酒大好きラオス人。本当かな〜^^;)慎む期間になるそう。
お仕事は基本的にお休みで、みんなそれぞれお寺に行って、托鉢(この間のホームステイの記事の所でも少し書いた托鉢が、この日は寺籠りに備えて大規模に行われるとのこと。)や説法を聞いたりするそうです。
カオパンサーの日、カウンターパートのスマリーが、タートルアン(職場のすぐ近く!)という有名なお寺に弟さんと一緒に連れて行ってくれました。
丁度、寮にある手塚治虫のブッタを読んで、感動していたところなので、「仏教をもっと知りたい!」とわくわく。
そしてカオパンサー当日。朝6時半に職場集合だったけど、6時に起きてダッシュでチャリをこいでいきました・・・とほほほ
托鉢セットを私の分も用意してくれました。カオニャオ(もち米)、お菓子、飲み物(ジュース、豆乳)、お水、お金、お花、ろうそく。お菓子ばっかり食べて、お坊さんたちは太らないかちょっと心配です。
準備が整ったところで歩いてお寺へ。
お寺の中では、ろうそくや袈裟など、寺での生活で使うものを持ってきて、渡していました。皆すっごく熱心!っていう感じではないけど、とても自然な祈り、な気がしました。
仏教が日常に浸透しているってこういうことなのかな。ラオスにいる間、せっかくなので、仏教のこと、ラオスにおける仏教のこと、知りたいな。
スマリーと。シン(ラオススカート)にパービアンという布を肩からかけたのが、女性の正装です。
お寺の真ん中に托鉢の器がずらっと並んだ机が並び、1度顔の前で拝んでから、カオニャオ(もち米)→それ以外(お菓子や飲み物)を順番に入れていきます。
説法がはじまると、みんながろうそくを灯します。ろうそくの後ろを溶かして、カオニャオが入っていたティップカオという竹籠にのせる。器用だ・・・そしてきれい。
老若男女みんな集まっていますが、なんとなく30代ー40代くらいの女性が多い気がした。
これは先日別のお寺で撮った写真なのですが、敷地中の像や至るところに、カオニャオをお供えしています。(5か7個がいいよって教えてもらった。)
あと、お水を祈りながら木にかけました。前回の托鉢の時にもお水流したし、ラオスでの仏教では水が大事な役割を持っているよう。
3ヶ月後には、修行の終わりを告げるオークパンサー(出安居)という祝日とそれに合わせてボートレース祭りがあるそう。カオパンサーよりも賑やかに祝われるようで、今から楽しみです。
3ヶ月後は、どうなっているかなぁ。ラオスの生活に慣れているかな。私も、がんばろうっと。
おまけ。タートルアン敷地内の涅槃像。
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